DataList コンポーネント
DataList は、ページ上で Business Object のデータを表示、操作するためのコンポーネントです。Business Object のフィールド、クエリ定義、アクションを読み込むため、注文、設備、顧客などのモデルデータ一覧に適しています。
このガイドでは、次の設定方法を説明します。
- Business Object と DQL Query のバインド
- FX を使用して入力コンポーネント、Page Context、URL パラメーターの値を DQL に渡す方法
- 列、列リンク、ページネーション、表示スタイルの設定
- Fixed Filters を使用して、ユーザーが解除できない基本データ範囲を設定
- Query Fields で 1 行目のクイック検索を設定し、Query Form で高度な検索を拡張
- ツールバーボタンから DataList を更新、またはローカルテーブルデータを置き換える方法
- Business Object Action を行操作として設定する方法
DataList は Business Object 向けのモデル一覧であり、Custom URL データソースは提供しません。任意の HTTP API を直接呼び出す場合は、ProTable コンポーネントガイドの Custom URL データソースを使用してください。タスク一覧は DataList では扱わず、専用の TaskList コンポーネントで提供されます。
1. 事前準備
1.1 Business Object を準備する
Spark Designer → Objects Designer を開き、対象の Business Object に次の設定が完了していることを確認します。
- 利用可能なデータソースと物理テーブルに関連付けられている。
- 表示するフィールドが一覧表示に使用できる。
- フィルターまたは検索条件に使用するフィールドが、検索可能、フィルター可能、インデックス済み、または識別子フィールドとして設定されている。
- 行の一意識別子に使用するフィールドが安定しており、重複しない。通常は
idを使用する。 - 行操作が必要な場合、対応する Object Action が Business Object に定義されている。
Fixed Filters または Query Fields の候補が空の場合は、Business Object のフィールドが検索可能、フィルター可能、インデックス済み、または識別子フィールドとして設定されているか確認してください。
Query Form で高度な検索を提供する場合は、同じ Business Object の Data Form を作成し、Usage Scenarios で Query を有効にします。Query Form は任意のアセットであり、Fixed Filters と Query Fields の利用には影響しません。
1.2 必要に応じて DQL を作成する
DQL は、再利用可能な Business Object の検索条件を保存するために使用します。次の画面を開きます。
Objects Designer → Data → Filters
Add DQL をクリックしてクエリを作成します。Query Key はシステムが自動生成するため、手動で管理する必要はありません。
たとえば、ペットコードを任意指定で部分一致検索する場合は、次のように記述します。
code LIKE :code
パラメーター定義で code を任意項目に設定します。実行時の動作は次のとおりです。
- 値を入力すると、コードに対して包含検索が実行されます。
- パラメーターが空の場合、この条件はクエリに含まれません。
LIKEパラメーターにはユーザーの入力値をそのまま渡します。%を手動で追加する必要はありません。
DQL パラメーターを必須に設定した場合、DataList がクエリを実行するときに有効な値を渡す必要があります。値がない場合、クエリは失敗します。
1.3 データ分離方式を確認する
テナントフィールドが必要かどうかは、データモデルとデータソースの分離方式によって決まります。
- 専用データソースを使用するオブジェクト、またはテナント分離が不要なオブジェクトは、データソース単位の分離を使用できるため、テナントフィールドを追加する必要はありません。
- 複数テナントが同じ物理テーブルを共有する場合は、Business Object のマッピングで一意のテナントフィールドを明示します。
- DQL は業務検索条件のみを扱い、モデル層で強制されるデータ分離条件を上書きできません。
2. DataList を追加する
- 対象ページを Page Designer で開きます。
- 左側のコンポーネントパレットで Data グループを展開します。
- DataList を受け入れ可能なコンテナへドラッグします。
- DataList を選択し、プロパティパネルの Basic セクションを設定します。
petListやorderListなど、安定して識別しやすいコンポーネント名を設定します。
安定したコンポーネント名を使用すると、後から FX、ボタン操作、Component API で対象を簡単に識別できます。
3. モデルと DQL を設定する
3.1 Model を選択する
Model プロパティで Business Object を選択します。選択すると、DataList は次の情報を自動的に取得します。
- 表示可能なフィールド
- クエリ可能なフィールド
- Business Object Actions
- 選択可能な DQL Queries
Model を変更した場合は、Columns、Fixed Filters、Query Fields、Query Form、DQL Parameters、Row Operations を再確認してください。以前のモデルのフィールド、フォーム、アクションは、新しいモデルでは使用できない場合があります。
3.2 DQL Query を選択する
DQL Query で、現在の Business Object に対して公開済みの DQL を選択します。DQL の設定は任意です。
- DQL を選択しない場合、DataList はモデルの基本クエリを使用し、ページに設定されたフィルターを追加します。
- DQL を選択した場合、DataList は DQL を使用し、さらに Fixed Filters、Query Fields、Query Form の条件を追加します。
DQL、Fixed Filters、Query Fields、Query Form は AND で結合されます。
3.3 DQL Parameters を設定する
パラメーターを含む DQL を選択すると、DQL Parameters にパラメーター名が表示されます。パラメーター名は DQL 定義から取得され、ページ側では値だけを設定します。
パラメーターの右側にある FX をクリックし、Value Resolver に変数を追加してデータソースを選択します。主なソースは次のとおりです。
| ソース | 用途 |
|---|---|
| Component Value | Input、Select、Radio、Date Picker、Uploader など、ページコンポーネントの現在値を読み取る |
| Page Context | Page Context または業務パラメーターを読み取る |
| URL Parameter | ブラウザー URL のクエリパラメーターを読み取る |
| Current Row | 行コンテキストで現在のレコードのフィールドを読み取る |
| Static Value | 固定のテキスト、数値、真偽値を渡す |
変数を追加したら、Target Value で次のように参照します。
[[petCode]]
Range タイプのコンポーネントは 2 つの要素を返します。開始値と終了値を個別に参照できます。
[[queryRange.0]]
[[queryRange.1]]
1 つのパラメーターで複数の変数を組み合わせる場合、同じ Target Value 内で複数の変数を参照できます。パラメーターが多い場合、DQL Parameters 領域は制限された高さの中でスクロールし、下にある他のプロパティを大きく押し下げません。
FX ダイアログの Add Variable は、変数バインドを追加するだけです。変数のソースと Target Value を設定してからダイアログを保存してください。
4. Columns を設定する
Columns を展開し、表示する Business Object のフィールドを選択します。設定した順序が実行時の列順になります。
推奨事項:
- レコードを最も識別しやすい名前またはコードを最初の列に配置します。
- 数量、ステータス、日時などのフィールドを業務上の読み取り順に並べます。
- 使用頻度の低いフィールドを一度に多く表示しないでください。詳細は列リンク、行操作、Dialog、Drawer で表示できます。
- Row Unique Key に指定した値が、すべてのレコードで一意であることを確認します。
4.1 Column Link を設定する
列をクリックして詳細ページを開く場合は、その列のリンク設定を編集します。
- 列リンクを有効にします。
- Target Page で遷移先ページを選択します。
- Param Name に遷移先ページが受け取るパラメーター名を入力します。通常は
idを使用します。 - Row Field で現在の行から渡すフィールドを選択します。
たとえば、現在の行の id を id パラメーターとして渡すと、次のようなナビゲーションパラメーターになります。
?id=<現在の行の id>
5. Pagination を設定する
Pagination を展開し、デフォルトのページサイズを設定します。実行時、DataList は現在のページ番号とページサイズをモデルクエリに渡します。
推奨事項:
- 一般的な管理一覧では、1 ページあたり 10~20 件を使用します。
- フィールド数が少なく、十分な高さがある場合は、ページサイズを増やすことができます。
- データ量が多い場合、極端に大きなページサイズですべてのレコードを一度に読み込まないでください。
検索ボタンが reloadTable を呼び出すと、DataList は 1 ページ目から再検索します。これにより、検索後に存在しなくなった後続ページに留まることを防ぎます。
6. 固定フィルターと検索領域を設定する
DataList では、ユーザーに見えないデータ範囲の制約と、ユーザーが操作できる検索条件を分けて設定します。
| 設定 | 実行時の表示 | 役割 |
|---|---|---|
| Fixed Filters | 非表示 | すべてのクエリが必ず満たす固定条件 |
| Query Fields | 表示 | フィルターバーの 1 行目に表示するクイック検索コントロール |
| Query Form | 表示 | More をクリックした後に表示する高度な検索フォーム |
| Show Filter Bar | 該当なし | Query Fields、Query Form、検索操作の表示を制御 |
TaskList とは異なり、DataList は既定の検索フィールドを提供しません。検索領域を表示するには、少なくとも 1 つの Query Field を設定するか Query Form を選択し、Show Filter Bar を有効にします。
6.1 Fixed Filters を設定する
Fixed Filters はすべてのクエリに自動的に追加されます。実行時にユーザーには表示されず、ユーザーが削除することもできません。Show Filter Bar を無効にしても Fixed Filters は有効です。
次のような場合に使用します。
- ページに特定の業務タイプのデータだけを表示する
- アーカイブ済みまたは削除済みのレコードを常に除外する
- Page Context のプロジェクト、組織、親レコードに結果を限定する
- URL パラメーターで一覧を現在の詳細レコードに限定する
Fixed Filters で Add をクリックし、各条件の Field、Operator、Value を設定します。Value は直接入力するか、FX をクリックして共通の Value Resolver から Page Context、URL Parameter、Component Value、静的変数を参照できます。
Fixed Filters では、次の一般的な演算子を使用できます。
| 演算子 | 意味 | 値の例 |
|---|---|---|
EQ | 等しい | OPEN |
NEQ | 等しくない | DELETED |
LIKE | 含む | PET-01 |
GE | 以上 | 100 |
GT | より大きい | 100 |
LE | 以下 | 500 |
LT | より小さい | 500 |
BETWEEN | 範囲 | 2026-07-01,2026-07-31 |
IN | 集合に含まれる | OPEN,PROCESSING |
NOT_IN | 集合に含まれない | DELETED,CLOSED |
IN と NOT_IN の複数の値は半角カンマで区切ります。BETWEEN は 開始値,終了値 の形式を使用します。空の値はフィルター条件を生成しません。
6.2 Show Filter Bar を有効または無効にする
Show Filter Bar は実行時の検索領域全体を制御します。
- 有効:Query Field または Query Form が 1 つ以上設定されている場合に検索領域を表示します。
- 無効:Fixed Filters に影響を与えず、Query Fields、Query Form、Search、More、Reset を非表示にします。
- 有効でも Query Fields と Query Form が未設定:空の検索領域は表示しません。
検索範囲が固定されており、ユーザーが結果をさらに絞り込む必要がない場合は Show Filter Bar を無効にします。
6.3 Query Fields を設定する
Query Fields は、フィルターバーの 1 行目に表示するクイック検索コントロールを定義します。Query Fields ダイアログを開き、Add をクリックして各行を設定します。
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| Field | 現在の Business Object のクエリ可能なフィールドから選択します。同じフィールドを重複して選択することはできません |
| Operator | フィールドの実際の型に応じた演算子を選択できます |
| Placeholder | 実行時コントロールに表示し、検索用途を説明するプレースホルダーテキストです |
上矢印と下矢印で検索フィールドの順序を変更し、削除アイコンでフィールドを削除します。実行時のコントロールはこの順序で表示されます。設定ダイアログでは Field、Operator、Placeholder のラベルがコントロールの上に表示され、Operator には長いローカライズ名を完全に表示できる幅が確保されます。
Query Fields はフィールド型に応じてコントロールを表示し、使用可能な演算子を制限します。
| フィールド型 | 既定の演算子 | 選択可能な演算子 | 実行時コントロール |
|---|---|---|---|
| Text、String、Textarea | Contains | Contains、Equals、Not equal | テキスト入力 |
| Number、Decimal、Money | Equals | Equals、Not equal、Greater than or equal、Greater than、Less than or equal、Less than | 数値入力 |
| Enum、Select、Boolean | Equals | Equals、Not equal、In、Not in | セレクト。In と Not in は複数選択 |
| Date、DateTime、Timestamp | Range | Range | 日付または日時の範囲選択 |
| User、Department | Equals | Contains、Equals、Not equal | ユーザーまたは部門セレクター |
実行時には可視 Label を繰り返し表示せず、Placeholder で各フィールドの用途を示します。日付と日時フィールドは Range を使用し、開始値は GE、終了値は LE にコンパイルされ、両方の境界を含みます。
6.4 Query Form を作成して選択する
Query Form は任意の設定で、1 行目にすべてを配置するのに適さない高度な検索条件を収容します。DataList が参照するのは Objects Designer の Data Form であり、Task Form ではありません。
Query Form を作成する手順は次のとおりです。
- Spark Designer → Objects Designer を開き、Data Forms に移動します。
- DataList と同じ Business Object の Data Form を新規作成または編集します。
- Usage Scenarios で Query を有効にします。
- ユーザーが実際に必要とするクエリ可能なフィールドだけを残し、適切なタイトル、Placeholder、Field Width を設定します。
- Data Form を保存し、Page Designer に戻って DataList の Query Form で選択します。
Query Form は Data Form で設定した 24 グリッドの Field Width を保持します。たとえば、幅 6 のフィールドを 4 つ設定すると、実行時の More 領域で 1 行に表示されます。幅が 8、8、8 の場合は 1 行に 3 フィールド表示されます。改行するには、現在の行の幅合計を 24 にするか、Data Form でフィールドの順序と幅を調整します。
Query Form のドロップダウンには、現在の Business Object で利用でき、Query シナリオをサポートする Data Form だけが表示されます。候補が空の場合は、Data Form が同じ Business Object にバインドされていること、Query が有効であること、現在のバージョンが保存済みであることを確認してください。
実行時に More アイコンをクリックすると、Query Form がクイック検索行の下に表示されます。Query Form のフィールドには次のルールが適用されます。
- 現在の Business Object に属する、クエリ可能で非表示ではないフィールドだけを表示します。
- Text は包含一致、通常のスカラーフィールドは等価一致を使用します。
- Date、DateTime、Timestamp は自動的に Range クエリを使用します。
- Query モードでは Required 検証を強制せず、空のフィールドはクエリに含まれません。
- Uploader、Multi Row Input、Rich Editor、JSON Editor は検索コントロールとして表示されません。
6.5 Search、More、Reset
- Search:Query Fields と Query Form の現在値を読み取り、1 ページ目から再検索します。
- More アイコン:Query Form が設定されている場合だけ表示され、高度な検索領域を展開または折りたたみます。
- Reset アイコン:Query Fields と Query Form の値をクリアし、More を折りたたんで 1 ページ目から再検索します。
- Enter:テキスト型 Query Field で Enter キーを押すと直接検索します。
空の値はクエリに含まれません。最終的なクエリは次の条件を組み合わせます。
Business Object のデータ権限と分離条件
AND DQL Query
AND Fixed Filters
AND Query Fields
AND Query Form
7. Toolbars を設定する(任意)
DataList は左側ツールバーと右側ツールバーをサポートします。Toolbars は一覧コマンドとカスタムコンポーネントの領域であり、組み込み検索バーの前提条件ではありません。通常のフィールド検索では、Toolbar に Search と Reset を重複して追加せず、Query Fields と Query Form を優先してください。
次のような場合は Toolbars が適しています。
- DQL パラメーターがページ上のカスタム Input、Select、Date Picker を読み取る
- Create、Import、Export などの一覧コマンドを提供する
- Uploader、Dropdown、業務固有のボタンを配置する
- Component API で一覧を更新するか、ローカルテーブルデータを置き換える
DataList を選択し、プロパティパネルで Toolbars を開きます。
- Left Toolbar で Add をクリックし、Input、Date Picker、Select などの検索コンポーネントを選択します。
- Toolbar で Add をクリックし、Button、Dropdown などの操作コンポーネントを選択します。
- 追加したコンポーネントを選択し、Label、Name、インタラクションを設定します。
一般的なレイアウト:
- Left Toolbar:カスタム DQL パラメーターコントロール、Uploader、その他の業務入力。
- Toolbar:Create、Import、Export などの操作ボタン。
ツールバー内のコンポーネントを選択すると、プロパティパネルでそのコンポーネント自体を編集できます。DQL パラメーターやボタン操作から参照できるよう、検索コンポーネントには安定した一意の名前を付けてください。
7.1 カスタム DQL 検索ボタンから DataList を更新する
カスタム Toolbar コントロールで DQL Parameters などを駆動する場合に限り、Search ボタンを追加してクリック操作を設定します。
- Search ボタンを選択し、Interaction editor を開きます。
- Component API アクションを追加します。
- Target Component で現在の DataList、たとえば
petListを選択します。 - Function で
reloadTableを選択します。 - インタラクションを保存します。
ボタンをクリックすると、DQL Parameters が現在のコンポーネント値を再解決し、DataList は 1 ページ目から検索します。
7.2 setTableData でローカルデータを更新する
ボタンからカスタム API を呼び出し、その戻り値の配列を DataList に直接表示する場合は、次を呼び出します。
setTableData(data)
data はレコードの配列である必要があります。この関数は現在のテーブルデータを置き換え、ページネーション状態をリセットします。標準の Business Object クエリでは、ページネーション、フィルター、総件数をモデルクエリで一貫して管理するため、reloadTable を優先してください。
7.3 ツールバーの Uploader と Import ボタン
ファイルをアップロードしてからインポートする場合は、次の構成を使用します。
- ツールバーに Uploader を追加し、
importFilesなどの安定した名前を設定します。 - Import ボタンを追加します。
- Import ボタンのリクエストパラメーターで、FX を使用して
importFilesの Component Value を読み取ります。 - リクエスト成功後、DataList の
reloadTableを呼び出します。
ツールバーからアップロードした添付ファイルは、添付ファイルビューアーで管理します。ツールバー内に添付ファイル一覧全体を展開してレイアウトを崩さないようにしてください。フォーム内の Uploader はフォームフィールドであり、ツールバーの Uploader とは表示方法と送信方法が異なります。
8. Row Operations を設定する
Row Operations は、現在のレコードに対して編集、有効化、無効化、アーカイブ、削除などの Business Object Action を実行します。
8.1 前提条件
最初に Business Object でアクションとパラメーターを定義します。再利用、検証、監査が必要な業務アクションを、DataList の一時的なフロントエンドロジックで置き換えないでください。
8.2 行操作を追加する
- Row Operations を展開します。
- 操作を追加します。
- Business Object Action を選択します。
- 操作名と表示方法を設定します。
- Action パラメーターを Current Row フィールド、固定値、Page Context にバインドします。
- 複数の行操作を業務上の順序に並べます。
たとえば、削除アクションでは通常、レコードパラメーターを現在の行の id にバインドします。
8.3 インタラクションを設定する
行操作の Interaction では、次の設定が可能です。
- 実行前の確認メッセージ
- Dialog または Drawer を開く
- Page Context を設定する
- 他のコンポーネント関数を呼び出す
- 実行後に DataList を更新する
危険な操作には明確な確認ステップを設定してください。操作完了後、現在の DataList の reloadTable を呼び出して最新データを表示できます。
9. Advanced プロパティ
DataList の高度なプロパティは次のとおりです。
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| Enable Row Number | 行番号を表示する |
| Table Size | large、middle、small の密度を設定する |
| Show Header | 列タイトルを含むヘッダー行を表示する。無効にすると列タイトルだけが非表示になり、DataList タイトル、Toolbar、検索領域、データ行は非表示にならない |
| Bordered | テーブルの枠線を表示または非表示にする |
| Row Unique Key | 各行の一意識別フィールド。デフォルトは id |
Row Unique Key は安定して一意である必要があります。名前やステータスなど、重複または変更される可能性があるフィールドを使用すると、選択状態、更新、レンダリングに問題が発生します。
10. 完全な例:DQL パラメーターを使用した Pet Code の部分一致検索
目的:ユーザーが Pet Code を入力して Search をクリックすると、コードの部分一致検索を実行します。未入力の場合は、アクセス可能なすべてのレコードを表示します。
code が通常のクエリ可能フィールドであれば、より簡単な方法は Query Fields に code を追加し、Contains と Placeholder を設定することです。実行時には組み込みの Search と Reset を使用できます。以下の例では、再利用可能なパラメーター付き DQL、またはカスタム Toolbar コントロールから DQL パラメーターを渡す構成を説明します。
ステップ 1:DQL を作成する
Business Object の Data → Filters で次の DQL を作成します。
code LIKE :code
code パラメーターを任意項目に設定します。
ステップ 2:検索コンポーネントを追加する
DataList を選択して Toolbars を開き、Left Toolbar で Add をクリックして Input を選択します。
- Label:
Pet Code
ステップ 3:DQL パラメーターをバインドする
- DataList で作成した DQL Query を選択します。
- DQL Parameters で
codeを見つけます。 - FX をクリックします。
petCodeという変数を追加します。- Source で Component Value を選択します。
Pet Codeコンポーネントを選択します。- 「+」コントロールをクリックして変数を追加します。
[[petCode]]
ステップ 4:Search ボタンを設定する
Search ボタンに Component API インタラクションを追加します。
- Target Component:現在の DataList
- Function:
reloadTable
ステップ 5:結果を確認する
- Pet Code を空のまま Search をクリックし、アクセス可能なすべてのレコードが返ることを確認します。
- コードの一部を入力して Search をクリックし、その文字列を含むコードのレコードが返ることを確認します。
- 入力をクリアして再度 Search をクリックし、コードによるフィルターが解除されることを確認します。
- Fixed Filters、Query Fields、Query Form も設定している場合、結果がすべての条件を満たすことを確認します。
11. 保存、プレビュー、実行時の確認
設定が完了したら、次の順序で確認することを推奨します。
- ページを保存します。
- Preview を開き、列幅、ツールバーの折り返し、Query Fields、Query Form のグリッド、ページネーションを確認します。
- DQL パラメーターに値がある場合と空の場合を確認します。
- 組み込みの Search、More、Reset、列リンク、行操作を確認します。
- 実際の Runtime ページを開き、主要なクエリと操作を再度確認します。
- Preview と Runtime で、ツールバーの配置、コンポーネント幅、インタラクション結果が一致することを確認します。
設計モードは設定と概略プレビューのみを提供します。データ権限、実際の添付ファイルアップロード、API 呼び出し、モデルクエリは Runtime で確認してください。
12. トラブルシューティング
12.1 Model を選択してもフィールドを選択できない
Business Object のテーブルマッピングが完了しているか、フィールドが一覧表示またはクエリに使用可能か、現在のバージョンが保存または公開されているかを確認します。
12.2 DQL を選択しても DQL Parameters が表示されない
DQL で :PARAM_NAME として宣言されたパラメーターだけが DQL Parameters に表示されます。Objects Designer で DQL を検証して保存してから、ページに戻って再選択してください。
12.3 パラメーターが空でもデータを取得できない
DQL パラメーターが必須に設定されていないか確認します。空の値を「フィルターしない」という意味にするには、パラメーターを任意に設定し、そのパラメーターが省略対象の条件だけを制御するようにします。
12.4 LIKE クエリで結果が返らない
ユーザーの入力テキストをそのまま渡し、FX 値に % を追加しないでください。また、フィールド型がテキスト包含検索をサポートしているか確認します。
12.5 カスタム Toolbar Search をクリックしてもデータが変わらない
次の順序で確認します。
- Search ボタンに Component API アクションが設定されている。
- Target Component が正しい DataList である。
- Function が
reloadTableである。 - DQL パラメーターが FX で正しいコンポーネントを参照している。
- コンポーネント名が一意で、設定後に変更されていない。
12.6 Query Fields が表示されない、または反映されない
次の順に確認してください。
- Show Filter Bar が有効になっている。
- Query Fields に少なくとも 1 つのフィールドが追加されている。
- Business Object のフィールドが検索可能、フィルター可能、インデックス済み、または識別子フィールドである。
- Operator がフィールド型に適している。
- 組み込み Search を実行している。空の値はクエリに含まれません。
12.7 Query Form のドロップダウンが空である
Data Form が DataList と同じ Business Object にバインドされていること、Usage Scenarios に Query が含まれていること、現在の開発バージョンが保存済みであることを確認してください。通常の Create、Edit、View の Data Form は Query Form の候補になりません。
12.8 行操作一覧が空である
最初に Business Object に Object Action を定義し、DataList が同じ Business Object にバインドされていることを確認します。
12.9 行を更新しても古いデータが表示される
操作成功後のインタラクションチェーンで DataList の reloadTable を呼び出します。setTableData を使用する場合は、単一レコードや API レスポンスの外側オブジェクトではなく、完全なレコード配列を渡してください。
12.10 Preview では正常だが Runtime で権限またはデータ分離エラーが発生する
Runtime 環境に公開された Business Object のバージョン、データソース権限、ユーザーデータ権限、モデル分離設定を確認します。フロントエンドの DQL パラメーターを使用してモデル層の分離ルールを回避しないでください。
13. 設定チェックリスト
- DataList が正しい Business Object にバインドされている
- Columns に必要なフィールドだけが含まれている
- Row Unique Key が安定して一意である
- DQL が検証済みで、パラメーターの必須設定が業務要件に合っている
- DQL Parameters の FX ソースと Target Value が正しい
- Fixed Filters が有効なレコードを誤って除外しない
- Show Filter Bar の有効状態がページ要件に合っている
- Query Fields のフィールド、演算子、Placeholder、順序が正しい
- 高度な検索が必要な場合、Query Form が同じ Business Object にバインドされ、Query シナリオが有効になっている
- カスタム Toolbar Search ボタンが現在の DataList の
reloadTableを呼び出す - 列リンクが正しい行フィールドを渡す
- Row Operations が正しい Current Row パラメーターにバインドされている
- Preview と Runtime の両方で確認済みである
以上の設定を完了すると、DataList を Business Object 一覧ページの安定したデータエントリーポイントとして使用し、ページの検索コンポーネント、DQL、業務アクションと連携できます。